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2010年7月18日 (日)

京大少年 (菅 広文)

ロザン菅が描く、IQ芸人・宇治原ができるまで。幼稚園入園以前から「賢かった」宇治原の目から見た大人たち。優秀であるがゆえに、常に違和感を抱いていた宇治原の内面に、相方大好き芸人の菅が突っ込みながら「宇治原ができるまで」を描く。『京大芸人』に続く、 待望の自伝的小説第2弾。

  1. 「京大と府大ってどっちが賢いん?」
  2. オーディションに受かったメンバー同士の戦い
  3. 金玉綱引きとふんどしゲーム
  4. 京大少年
  5. 「高性能勉強ロボ」ができるまで
  6. 僕らの小学校時代
  7. 宇治原包囲網と卒業文集
  8. 「高学歴コンビ」の仕事
  9. 大人になってからの勉強法
  10. 京大卒芸人

「京大芸人」で、京大に合格した宇治原と、1年遅れで大阪府立大に入学した菅のふたりが吉本興業のオーディションに合格したところまでが描かれました。続編「京大少年」は、幼い頃からのふたりとデビュー後7年目まで、宇治原がなんとか京大を卒業できるところまでのお話です。

宇治原が京大に合格できたのは奇跡でもなんでもなくて、才能+努力の結果であったのだと納得できます。しかし、たしかに変わり者ではあったようで、たとえば、オニごっこで鉄に触れている間はタッチしても鬼にできない「鉄オニ」で、宇治原はタッチした相手に、

「それ、鉄ちゃうで、アルミやで」
「え? 鉄やで」
「だから、鉄ちゃうで。アルミやで。鉄オニやろ? アルミオニちゃうやろ?」
(中略)
「もういいよ! わかったから」
宇治原は本当のオニになった。

このように漫才のネタになりそうな話が淡々と綴られています。軽く、面白く読めるので「京大芸人」が気に入った方はぜひどうぞ!

 

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