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2010年6月 5日 (土)

3001年 終局への旅 (アーサー・C・クラーク)

「2001年宇宙の旅」でHAL9000によって宇宙船ディスカバリー号から放逐された副長フランク・プールが冷凍状態で救助され蘇生されたのは1千年後だった。驚くべき科学の進歩に戸惑いながらも適応に努めるうち、ゴライアス号のチャンドラー船長からガニメデへの旅に誘われる。かつて木星という名で知られていた世界にやり残した仕事があるのだった。「2001年宇宙の旅」から「2010年宇宙の旅」「2061年宇宙の旅」と続くシリーズ完結編。

「2001年宇宙の旅」はスタンリー・キューブリックがアーサー・C・クラークの協力を得て映画を製作し、その後小説として発表されました。映画は1度見ただけでは理解できず何度か見た記憶があります。宇宙服で船外活動中のフランク・ブールがHALによって真っ暗な宇宙空間に放り出されたときの絶望感はよく覚えています。それがまさか生き残ることになろうとは!

木星へ向かったプールは、モノリスによって禁断の地とされた衛星エウロパへの着陸を試みる。そこにデイブ・ボーマンが「存在」していると考えたから。果たしてプールの呼びかけに応じた。「聞こえるよ、フランク。こちらはデイブだ」。

かつて未来だった「2001年」が過去となり、「2010年」が現在となり、いつか「3001年」も過去になったと人類が地球で思うことがあるのかどうか。歴史は繰り返す~宇宙の悠久の時の流れに思いを馳せながら「オデッセイ」シリーズを読み直してみるのも一興ではないでしょうか。

★「2001年宇宙の旅」しかご存知なくとも「3001年終局への旅」は楽しめます。

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