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2010年4月28日 (水)

陽炎ノ辻 ~ 居眠り磐音 江戸双紙 (佐伯 泰英)

藩内騒動がもとで自藩を離れ、江戸深川六間堀で浪々の日々を送る坂崎磐音。ある日、磐音はふとした縁で両替商の用心棒を引き受けるが幕府の屋台骨を揺るがす大陰謀に巻き込まれてしまう。

「御宿かわせみ」に続いて面白そうな時代小説を探して、この「陽炎の辻」を手に取りました。これもNHKの時代劇ドラマ「陽炎の辻」シリーズとして放映されていたので何度か見たことがあります。

  1. 陽炎の辻 (2007年7月19日放送開始)
  2. 陽炎の辻2 (2008年9月6日放送開始)
  3. 陽炎の辻3 (2009年4月18日放送開始)

キャストは坂崎磐音(さかざき いわね)を山本耕史、両替商今津屋に奉公する「おこん」を中越典子が演じています。ドラマを見てから小説を読むと登場人物のイメージがドラマのそれと重なります。逆に、小説を読んでからドラマを見るとイメージにギャップを感じることもありますが、小説だけでもドラマだけでも楽しめわけですから問題ないでしょう。すくなくともドラマとしての「陽炎の辻」のキャスティングは気に入っています。

小説「居眠り磐音 江戸双紙」は現在「更衣ノ鷹(下)」まで32巻発行されています。1巻目の「陽炎の辻」で磐音は江戸から豊後関前藩に戻ったところ、幼なじみのひとりを自ら討たざるをえないことになります。冒頭からあまりに悲惨な展開。「人情」と「非情」は紙一重なのか。時代小説って大事件でもさらっと書いてしまうのが倣いなのか。これからどうなっていくのか気になって読み進めるとハマりました。武家言葉が抜けないけれどおっとりした磐音は直心影流の達人で、おこんは深川生まれのちゃきちゃきの江戸娘。このふたりの関係をひとつの軸にして物語は進んでいきます。

「御宿かわせみ」でも子供が生まれれば大きくなっていくのですが、短編に飽き足りず長編小説を読みたくなったら「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズはお勧めです。ただ「更衣ノ鷹」では驚きました。「そこまでやる!?」。どんな展開が待っているのか読んでみてのお楽しみ!

  1. 陽炎ノ辻(かげろうのつじ)
  2. 寒雷ノ坂(かんらいのさか)
  3. 花芒ノ海(はなすすきのうみ)
  4. 雪華ノ里(せっかのさと)
  5. 龍天ノ門(りゅうてんのもん)
  6. 雨降ノ山(あふりのやま)
  7. 狐火ノ杜(きつねびのもり)
  8. 朔風ノ岸(さくふうのきし)
  9. 遠霞ノ峠(えんかのとうげ)
  10. 朝虹ノ島(あさにじのしま)
  11. 無月ノ橋(むげつのはし)
  12. 探梅ノ家(たんばいのいえ)
  13. 残花ノ庭(ざんかのにわ)
  14. 夏燕ノ道(なつつばめのみち)
  15. 驟雨ノ町(しゅううのまち)
  16. 螢火ノ宿(ほたるびのしゅく)
  17. 紅椿ノ谷(べにつばきのたに)
  18. 捨雛ノ川(すてびなのかわ)
  19. 梅雨ノ蝶(ばいうのちょう)
  20. 野分ノ灘(のわきのなだ)
  21. 鯖雲ノ城(さばぐものしろ)
  22. 荒海ノ津(あらうみのつ)
  23. 万両ノ雪(まんりょうのゆき)
  24. 朧夜ノ桜(ろうやのさくら)
  25. 白桐ノ夢(しろぎりのゆめ)
  26. 紅花ノ邨(べにばなのむら)
  27. 石榴ノ蠅(ざくろのはえ)
  28. 照葉ノ露(てりはのつゆ)
  29. 冬桜ノ雀(ふゆざくらのすずめ)
  30. 侘助ノ白(わびすけのしろ)
  31. 更衣ノ鷹 (上)(きさらぎのたか)
  32. 更衣ノ鷹 (下)(きさらぎのたか)

本シリーズを読むにあたっては江戸の地図などが載っているガイドブック「居眠り磐音江戸双紙」読本 (双葉文庫) をお手元に置いておかれるとよいでしょう。

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